2015-09
オシャレではない国
オシャレな人を見ると嬉しくなります。
だから芥川賞作家の又吉さんを見ると嬉しくなります。
また又吉さんの話か!?
自分の個性を生かしてオシャレをしている人がかなりのオシャレ上級者なのだと思います。
梨を食べながらテレビを見るとどこのチャンネルも安保法案の映像だらけでした。
せっかくの梨が台無しになるので一旦、消しました。
食べ終わってからまたテレビをつけてみました。
残念な国だと思いました。
オシャレじゃない国だと思いました。
成熟していない人間が政治をするとこんなことになるだと思いました。
ボーカルのレッスンではイメージする力がとても必要です。
他の楽器やあらゆるジャンルでイメージ力は必要不可欠の材料、あるいは源ですが、イメージ力が欠けた政治というものは人間の命を左右するのだから大変なことだと思います。
現在、国民がどのようなことを思い、考え、どうしたいのかをイメージしてください。
企業や飲食店で
『お客さん不在』という現象が見えることがあります。
お客さんが使いやすいか。
お客さんが買いたいと思うか。
お客さんがまた来たいと思うか。
お客さんが安心して時間を過ごせるか。
それらが基本ではないでしょうか。
みくら音楽工房は端谷先生と私のイメージ力だけではとても貧相なので、化物級のイメージ力を有するラクジー師匠にたくさんのアドバイスをもらいながらこれからも面白いことを考えていこうと思います。
明日はどんな1日にしようかな?
イメージしながら寝てみよう!
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房・ボーカル科講師
大場佳恵
貯金
と言って答える人は少ないと思います。
芥川賞作家の又吉さんが教育テレビでオイコノミアという番組をやっています。
だいぶ前の放送で、進行役の経済学の先生が又吉さんに
『又吉さんの貯金はお金だけではないのです』と言っていました。
『又吉さんは中学生からずっと本を読み続けています。それも貯金なんです』
と先生は続けて話しました。
私の貯金はずっと歌ってきたことです。
そしてずっと歌を人様に教えてきたことです。
そんなの仕事だから当たり前。
そんなの趣味でしょ。
と、とらえるか貯金ととらえるかでその人の人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。
講師の仕事は自営業なのでとても不安定です。
私の周りでは今までに何人も辞めていきました。
ラクジー師匠はその度に
『彼らの音楽の才能はそこまでやったんや。あんたの才能はそこや。どんなことがあっても一貫して歌い続けてきたやろ』
続けることが才能と、よく言われますがそこに進化がなければ才能とは呼ばないと思います。
ラクジー師匠や端谷先生の力を借りて私は歌い続けてこれました。
お金で考えれば、私は一体銀行に何桁の数字が記載されていれば安心するのでしょう?
今に生きないで、遠い未来を悲観しお金で貯金をするのか。
たった今に生きて楽しく、時には辛いことがあっても自分らしいモノでの貯金をするのか。
お金の使い方で人が見えてくることってないですか?
困っている人がいたら、自分にできる範囲で助ける。そのことが回り回って自分に返ってくる。
私はこのことを自ら体験しました。
お金がない、お金がないと言っている人は本当にお金がないのでしょうか。
自分のためだけに使って人のためには使わない。
そのような人は回り回ってそのような生き方しかできなくなります。
それもまた私は見てきました。
しかし、本人は気付かないでいます。
同じような所でクルクルと回り続けます。
哲学者のニーチェは永劫回帰と言いました。
お金使いの荒い人のことをザルっていいますよね。
ラクジー師匠に
『あんたはザルですらない。ザルには目があるんや。あんたのザルには目がない。すぐ通過する。したがってあんたはザルですらないんやわ』
こんなザルですらない私が貯金の話をしてもねー。
お金をどのように使うかでその人の自我が見えてきます。
又吉さんの貯金は彼にとって大きな力となったことは間違いありません。
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房
ボーカル科講師・大場佳恵
結節点
人には結節点というものがあります。
ある程度人生を生きてこないと中々自覚はしにくいと思います。
11歳の親友が小学2年生のころのことです。
『ヨッシー、男子って幼ーいんやわ!』
と少しキレ気味に私に話してくれました。
まだ、この世に生を受けて一桁しか経っていないのに、男の子の方が精神的発達が遅いことを悟っているのです。
今までいくつかの結節点を経験すると次はここだね!という予兆が現れてきます。
数年前の私の結節点では声帯に文字通り結節ができました。
声帯の使い過ぎによる、ペンだこのようなものです。
声が出なくなります。
ありがたいことに手術をせず、ひたすら喋らないという温存療法で治りました。
この結節点からレッスンの方法、量などを変えていきました。
災い転じて〜ということで私にとって大きな転機となりました。
病気やケガ、事故などはこれまでの生き方を見直したらいいよ!というありがたい予兆です。
これを見過ごしたり、軽視すると無意識からのお知らせとしてまた違った形で現れます。
音楽を通して自分を客観的に見る事に慣れていくと予兆が読めるようになってきます。
さらには予兆を自ら呼び込みことも出来てきます。
車に車検があるように、結節点を機に自分を再点検することが新しい歌を歌うコツかもしれません。
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房・ボーカル科講師
大場佳恵