大場佳恵のブログ

結節点

人には結節点というものがあります。
ある程度人生を生きてこないと中々自覚はしにくいと思います。
11歳の親友が小学2年生のころのことです。
『ヨッシー、男子って幼ーいんやわ!』

と少しキレ気味に私に話してくれました。
まだ、この世に生を受けて一桁しか経っていないのに、男の子の方が精神的発達が遅いことを悟っているのです。
今までいくつかの結節点を経験すると次はここだね!という予兆が現れてきます。
数年前の私の結節点では声帯に文字通り結節ができました。

声帯の使い過ぎによる、ペンだこのようなものです。

声が出なくなります。

ありがたいことに手術をせず、ひたすら喋らないという温存療法で治りました。
この結節点からレッスンの方法、量などを変えていきました。

災い転じて〜ということで私にとって大きな転機となりました。
病気やケガ、事故などはこれまでの生き方を見直したらいいよ!というありがたい予兆です。

これを見過ごしたり、軽視すると無意識からのお知らせとしてまた違った形で現れます。

音楽を通して自分を客観的に見る事に慣れていくと予兆が読めるようになってきます。
さらには予兆を自ら呼び込みことも出来てきます。

車に車検があるように、結節点を機に自分を再点検することが新しい歌を歌うコツかもしれません。

石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室

みくら音楽工房・ボーカル科講師

大場佳恵 

 

2015-09-03 | Posted in 大場佳恵のブログ