大場佳恵のブログ, 講師ブログ
存在と存在感
さらに書いてみようと思います。
ブログに田中泯さんのことを書いていると、朝ドラのまれで
田中さん演じるガンジさんの出番が丁度、多くなってきました。
どう見てもカッコイイのです。
インタビュー番組で田中さんは、
「存在」と「存在感」についてもお話されていました。
「存在感がある」とはどういうことなのでしょうか。
田中さんは存在感とは、
「しっかり居ようとすること、生きているということ」とおっしゃっていたと思います。
ただそこにある。ということではなく、意志を持ってしっかりと居ようとすること。
それは日常ではなかなか意識しないことだと思います。
しかし、何かを表現するときには意志やイメージというものがとても大切になると思います。
さらに田中さんは、
「~のようなもの」をしているのではなく、「そのもの」をしているのです。
と答えていました。
何か新しいことを始める時には、「真似る」ということから始めます。
そこからオリジナリティを出していく時に気をつけなければいけないことは、
「~のようなもの」で止まってしまうことです。
「~のようなもの」と「そのもの」とは大きく違います。
私はどう歌いたいのか?
あなたはどう歌いたいのか?
私はドラムをどう叩きたいのか?
あなたはドラムをどう叩きたいのか?
この声に私も、端谷先生も耳をすませています。
あなた自身も知らない自分の声と音を聞いてみませんか。
ふと、みくら図書館に目が行きました。
みくら図書館とは、ラクジー師匠所有の貴重な本が、みくら音楽工房リビングに所狭しと
並んでいます。
私が勝手にみくら図書館と呼んでいます。
生徒さんや友人に貸出をしています。
このブログを書いていて、「存在と時間」という本がなかったかなぁと思い見てみました。
ハイデッカーの著作です。残念ながらみくら図書館の「哲学」エリアにはありませんでした。
ラクジー師匠は若い時に読んだそうです。
ちょっと興味が湧いてきました。
「あんたには無理や!」と鼻で笑われそうですが、ラクジー師匠が持ってないか
聞いてみようと思います。
photo by yuki
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房・ボーカル科講師
大場佳恵