2025-03
地主会への道⑨
私と同じ年齢で、学校も同じで、
同級生で同じクラスであれば必ず仲良くなって、ずーっと話し続けているよね!
と、私と彼女は話をやめない。
それはいわゆる女性通しのおしゃべりとは違うのだ。
他者がその場に同席して見学をしていたら、
その様子は、おしゃべり と見られるのかもしれない。
しかし、私たちの中では決定的に違うのである。
彼女が何に興味を持ち、
誰に惹かれて、
近い将来を気にしたり、
髪の長さを気にしたり、
この曲の、どこの部分の歌詞が好きなのか。
を真剣に話し合うことは私たちがこの曲を歌う上で必要な打ち合わせであり、重要なリハーサルでもあるのだ。
あまりにも真剣に彼女と話すうちに自分が今、何歳の人間なのかわからなくなる瞬間がある。
そんな時は、
井戸の底からロープで作られた梯子をゆっくりと登りながら地上に戻ってくる。
村上春樹さんの小説の一節をイメージしながら。
イメージを共有するという事は井戸の底まで一緒に降りて、そこで共に体験しなければ難しい。
表層的な領域では彼女に近づけない。
そして、彼女とまたねーと別れを告げる。
彼女は『愛』と『喜び』という説明しがたい言葉の意味を少しずつ体得している。
地主先生のギターにより、そこにさらに
形容しがたい何かが加わることになるだろう。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道⑧
『金沢は4月1日か2日らしいっすよ』
桜の開花情報を弦希先生が教えてくれた。
地主会は4月に開催しているのでお花見にはしばらく縁がない。
人はなぜ、桜を見るのだろう。
彼女に今度会ったら聞いてみよう。
どんよりと暗い冬の空から今年の地主会プログラムのような水色の空色に季節が変わるときに地主会を行なっている。
つらい北陸の冬に地主会に向けて、選曲をし、キーを決め、身体を作り、アレンジを決め、洋服を決め、靴を決め、誰に自分の歌を聞いてもらいたいかを決める。
彼女はこの曲に何を託すのだろう。
最近、彼女が書いた文字を見た。
とても力強く、意志のある文字だった。
この文字が表す感情を地主先生も弦希先生もラクジーも奈保美先生もきっと自然に、無意識に汲み取ってくれる。
この曲は目まぐるしく忙しい曲だ。
もしかすると今、彼女の感情も忙しいのかもしれない。
感情が毎日忙しい人生の時期というのがある。
だからこそ歌って感情を整理する。
地主会後に彼女の感情はどのように動いたかを聞いてみようと思う。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道⑦
個人的に琴線に触れるメロディというものがある。
今回の地主会で彼の歌う曲が私にとってのそれである。
私はこの曲に昔からなぜかロックを感じる。
地主先生はアレンジパターンを2つ弾き分けて聞かせてくれた。
一つ目はバラードっぽいキレイめのアレンジ。
二つ目は個人的に私がロックを感じるアレンジ。
弦希先生もピアノ伴奏で参加してくれる。
どちらも捨てがたいアレンジで当事者である彼がどちらで歌いたいかを決めようということになった。
彼は前者に決めた。
密かに私は後者を望んだが、私が歌うのではない。
彼は決して、稽古を怠らない。
稽古不足では全くない。
私が知る生徒さんの中でも、稽古の量はかなりのものだ。
稽古、つまり練習は量をやり過ぎるとボーカルの場合、喉を中心に楽器である身体を壊してしまうので、量と質のバランスを考慮しなければならない。
彼と、地主先生、弦希先生の演奏により久しぶりに私の中のロック魂を呼び起こしてもらった。
三人の男たちに感謝を伝えなければ。

地主会への道⑥
私の初恋とは、どれなのだろうか。
思い出してみようとするが、幼稚園の頃まで遡ってしまう。
歌に託すほどの初恋であれば、幼稚園の頃の恋は除外するべきか。
言葉にできないこと、視覚化できないモノをなんとか言葉にしようと考えて私は仕事をしている。
誰が、どのようなタイミングで、
どのような感情で話すかにより、伝わり方は全く変わってしまう。
私は何度も何度もタイミングを間違えて。
私が何度も何度も出してはいけない場面で感情を出し過ぎて、みくらを去っていった人たちがいる。
せめて、みくらの種として、その人たちの中に何かが残ってくれればと祈ることしかできない。
今であれば、適切なタイミングで、感情もある程度はコントロールして伝える事ができるかもしれない。

それができない時期の恋を初恋と呼ぶのだろう。
彼女の初恋はどのようなものだったのだろう。
地主先生のギターで歌うと、忘れていた記憶と感情が彼女の中から蘇ってくるかもしれない。
みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道⑤
みくら音楽工房を立ち上げてから、私は人生の大きな節目を迎える人に出会えることが多くなった。
悲しいと思われること。
辛いと思われることも含まれるのだが、
彼女の人生には喜ばしいことが起こった。
私と弦希先生は共に喜んだ。
共に喜べる人、泣ける人が近くにいるということは、なんと幸せなことだろう。
彼女と弦希先生は不思議な縁で繋がっている。
彼女は何故だか海が似合うと思う。
私が辛い時、彼女は玄関先で
『大場先生、またライブやりましょう!』と声をかけてくれた。
ほんの一言。
それが一人の人間を救うことがある。
私は大きく息を吐いて心の奥底から、本当に深い領域から彼女に感謝した。
今の彼女が届けたい言葉、
届けたい感情、
届けたい歌とはどういうものなのか。
ちゃんと地主会で聞いてみようと思う。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道④
幾重にも花びらが重なって、
力強さ
厚み
ゴージャス
重層的など。
色んなイメージを喚起させる花がある。
その花は彼女の持つ雰囲気に私はとても似ていると感じた。
彼女にはこれまで、みくら音楽工房は幾度となく助けられてきた。
大きな転機にはいつも彼女がいてくれた。
私の夢の中にもよく現れた。
私と彼女は女性としては、全く違う生き方をしてきたのだが、共通するのは生きていく上で歌が必要だということだ。
彼女は地主先生のギターで歌うことで、生まれ変わる。
まさに死と再生を体現するだろう。
創造と破壊。
手垢の付いた言葉だが、その通りだと思う人間が数多くいたからこそ手垢が付いたのだろう。
破壊する力がなければ、創造はできない。
だからこそ彼女の破壊力は凄まじい。
創造することを仕事にする者は破壊力がなければ生み出すことはできない。
時として、己の身体と心をも破壊する。
その強さと可憐さをコントロールして歌う事ができれば、彼女はさらに自由に歌いながら羽ばたくことができるだろう。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道③
写真の花は月下美人という花だったと思う。
みくらの玄関前で22:30頃に咲いて、すぐに萎んでしまった。
花とはなんと儚いモノなのか、と改めて思う。
一瞬の中に宿る美しさに人は魅了されるのだろう。
彼女の中に音楽の種が一つではなく、たくさんあることは初めから感じていた。
なんという美しい声の持ち主なのだろう。
彼女の声を初めて聞いた時、声なのだが、私には宝石のように見えた。
これからどんな花を咲かせる女性になるのだろうと想像した。
意外と強い花かもしれない。
花に依るモノとは何か。
たくさんイメージが湧いてくる。
地主先生のギターで、ほんの数分という時間でどんな花を咲かせるのだろう。
弦希先生が作り出す、穏やかで、優しい空気感の中で彼女は今日も歌う。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
地主会への道②
己の限界を越えるという事は中々、人間にとって困難なことである。
彼女は今、これまでの己を越えようと努力を惜しまない。
自らが困難な状況にあっても、彼女は周りへの配慮、気遣いを忘れない。
非常に女性らしいと思う。
偶然なのか、必然なのか。
私と彼女は同じような人生の出来事を今、体験している。
私は当然、共鳴するし、共感もする。
私は彼女の持つ力を鼓舞し、支えたいと思った。
拙いピアノ伴奏で共に歌うように弾いた。
地主先生はすぐに気づいて、
伴奏するとはどういうことなのかを教えてくれた。
やはり、私は歌う人なのだと彼女の伴奏をしてみて感じた。
伴奏とは『伴走』なのだ。
共に走れた時、彼女の中にある秘めた力は最大限に引き出されるのだろう。
彼女の中にある男性性と女性性のバランスをとるため、
ラクジーの智恵も借りている。
入れ物である肉体を改造するため、奈保美先生の持つ知識と経験と智恵もお借りしている。
私の力を分けるつもりでいたが、彼女から逆にもらってしまった。
エネルギーの交換ができる関係性で共に演奏すると、観ている者にも力を与える事ができる。
彼女は必ず地主会後に己を越える。
みくら音楽工房

代表 大場佳恵
地主会への道①
弱さと強さという相反する力を共に備えた者が戦士となるのだろう。
弱き者たちの声を聞き続け、助け、己の身体と心がボロボロになっても彼女は歌う。
彼女にしか歌えない歌がある。
疲れ果てた時、彼女は
青々と輝く山に咲いている美しい一輪の花を見つけた。
赤い花であった。
美しいモノには力が宿る。
彼女は、長い時間をかけて、
みくら音楽工房で自らの中にある音楽の種を見つけた。
彼女の中にある種が今、花を咲かせようとしている。
花をしっかりと根付かせるためには大地が必要だ。
大地の象徴である地主先生のギターで歌い、彼女はいよいよ戦士になる。
写真はみくら図書にあるラクジーの蔵書
ダンテの神曲
挿画:ギュスターブ・ドレ
訳・構成:谷口江里也
地主先生のギターで歌う時、時間は変容する。
彼女の中でこれまでの時間の概念が崩れ去った時、初めて歌えるのだろう。
戦士になれるよう、大場とラクジーが必ず彼女を守ります。
奈保美先生も守ってくれます!
彼女は私の戦友なのだ。

みくら音楽工房
代表 大場佳恵
第9回地主会開催のお知らせ
頻度が高くない事を『盆と正月〜』という言い方をしますが、、、。
みくらのホームページは盆と正月には更新していたつもりが、盆と正月も通り過ぎてしまいました。
やる気が無いわけではなく、やる気があり、
やる事が多くなってしまいこんなことになっております。
さて、これはお知らせしなければ!!
ということがあり、久しぶりに投稿画面を開きました。
◎2025年 4月26日(土)に開催
「第9回地主会 ー 地主直之先生のギター伴奏で歌う会 ー」
上記イベント、「ご観覧」チケットの販売開始をお知らせいたします。
・開催日→2025年 4月26日(土)
・開場時間→13:30
・開演時間→14:00-18:30
※終了時刻は目安になります
・会場→白山市松任学習センター プララ
(ライブシアター)
〒924-0872 白山市古城町305番地
・チケット料金→1,500円
幼児無料(小学生未満の方)
※前売り券のみ、当日券なし
※チケットご希望の方はみくら音楽工房までお問い合わせください。
みくら音楽工房
電話☎️076-225-8689
(13:00〜24:00まで)
メール✉️mikuraongaku@nifty.com
(レッスン業務のため返信にお時間を頂く場合があります)
今年はプログラムが物凄い事になっています。まさにてんこ盛りです。
出演者のみなさんのエネルギーに日々のレッスンで圧倒されております。
地主会は毎回思うのですが、音楽教室の単なる発表会ではないのです。
歌う人はもちろんのこと、聞いた人の中でも何かが変わるのです。
小学生から70代までの出演者がなぜ地主先生のギター伴奏で歌うのか。
目撃、体験しにいらしてください。
生身の人間が持つ歌う力と地主先生の変幻自在にどんなジャンルでも弾きこなすギターの音が共鳴するとき、そこに何が生まれるのでしょうか。
てんこ盛り過ぎて何から書けば良いかわからないので、ひとまずお知らせまで!
花粉症チームのみんな、頑張るぞー
もう少しの辛抱だ!
えい、えい、おー!!


みくら音楽工房
代表
大場佳恵
