大場佳恵のブログ
2017みくらライブご報告その1〜共に歌う編〜
2017みくらライブご報告・
その1〜共に歌う編〜
今年からみくら音楽工房にはギター科が加わることになりました。
なんと、記念すべき最初の生徒さんはラクジー師匠でした。
ラクジー師匠とギター科の地主直之先生はなんだか馬が合うようで、コーヒーとタバコを飲みながらいつもムジャムジャと話しています。
先日のギターレッスンでは、レッスンが終わった後にコーヒーとタバコを飲みながら
「自治会」について2時間ほどしゃべっていたような気がします。
自治会についてこんなに盛り上がれる人たちっているんだぁとある意味感心しました。
地主先生と打ち合わせをしたかったのですが、自治会の話と今後のみくら音楽工房の楽しい計画を色々と3人で妄想しているうちに、あっという間に深夜になってしまいました。
そんなラクジーが先日のみくらライブでギター科の生徒さんとしてギターの弾きがたりで参加しました。
ライブ前のレッスン日に、
「あんたちょっと聞いてくれんけー?」とラクジーが何やらうれしそうに私に話しかけてきました。
ラクジー
「地主さんがハモってくれることになったわ!」
大場
「えー嘘やろう?ほんとに?またラクジーが無理矢理頼んだんじゃないんやろうね?!」
ラクジー
「ちがうちがう!ワシは無実や。
地主さんが俺、ハモろうかなぁって、言ってくれたんや」
そうこうしているうちに2人の演奏が始まりました。
ソファーに座りながら2人の歌とギターを聴いていると視界がぼやけてきました。
海の中に入って目を開けたような感覚になりました。
ここはいったいどこなんだろう?
ふと、ここはみくら音楽工房のリビングだと気づいたときに私の目には涙が溜まっていました。
そして2人の演奏は終わっていました。
私は2人に拍手を贈りました。
ラクジーのかすれた声に地主先生の思いもしない高音の綺麗な声が重なって、そのコントラストが歌とギターの音の深みを増していました。
そしてライブ本番。
柔らかくて温かく、ちょっと切ない2人のハーモニー。
地主先生がハモってくれるなんて!
長い間、地主先生と演奏の仕事をさせていただきましたが、そんなこと私には一言も言いませんでした。
ラクジーの歌には地主先生に俺も歌おう!と思わせ、惹きつけるモノが何かあったのだと思います。
ドラム科の端谷先生に地主先生がハモってくれることを伝えると、
「そんなワザ隠し持ってたんや!」と驚いていました。
共に歌い、奏でるとはこんなにも素敵なことなんだと今更ながら実感した歌でした。
その人にしか出せない声があります。
その瞬間にしか出せない音があります。
地主先生、来年はハモりのオファーが増えるよー!!
石川県金沢市にあるドラムとギターとボーカル教室
みくら音楽工房
ボーカル科講師
大場佳恵