大場佳恵のブログ
2015みくらライブご報告その4
〜締め方・閉め方の巻き〜
まだまだ続くみくらライブご報告。
4回目の今日は締め方について書いてみます。
写真はみくら旅で出かけたどこかの神社の注連縄です。
ご興味のある方はラクジー師匠にお問い合わせください。
とても素敵な結び方だったので写真に撮りました。
みくらライブ締めくくりとして、みくらバンドで講師演奏をしました。
私の選んだ曲は、初めてラクジー師匠が私のライブを見に来てくれた時に歌った曲でした。
約14年前です。
ラクジー師匠は
『色んなボーカルが出ていたが、あんただけが歌っていた』と言いました。
私は直感的にこの人は音楽のことをわかる人だと思っていたので、ラクジー師匠にどう聞こえるのかを一番聞いてみたかったのです。
そして、ラクジー師匠は
『面白い声をしている』と続けました。
これがみくら音楽工房の種となりました。
その頃は端谷先生のことを、たしか
『博人さん』と、さん付けでお呼びしていたと思います。
このドラマーと一緒にバンドをしたいなぁと思っていました。
とても歌を丁寧に聞いて叩いてくれる人だと思いました。
そしてきっとそれは実現するという根拠のない確信を持っていました。
今年のみくらライブのテーマである
種まきライブに合う曲だと思いました。
ところが、リハーサルでエンディングがどうしても合いません。
ギタリストの地主先生がたくさんアイデアを出してくれたり、端谷先生がタイミングをはかったりしてくれるのですが、みくらバンドのみんなのイメージが一致しません。
生徒さんのリハーサルを全曲終えた後、ということもあり、みんな疲れていました。
後は当日のリハーサルで合わせるしかありません。
そして、当日。
うまく締まりました。締まったのでみくらライブも無事閉まりました。
曲の締め方というのは大変重要なことだと思いました。
写真にあるように、締めることによって結界を作っています。
私達もエンディングを決めて締めることによって、今まで奏でていた音をそこに思いを込めて閉じ込めます。
儀式的な行為だとも感じます。
みくらバンドのベーシストの馬場さんもたくさん締め方の種をお持ちです。
馬場さんは私にとって先生でもあります。いつもたくさん教えてくれてありがとう。
また来年、みんなで力を合わせて面白い締め方を考えよう!
私もそれまでに種をたくさん集めておきます。
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房
ボーカル科講師・大場佳恵