大場佳恵のブログ

鏡よ鏡よ

ボーカルのレッスン室には鏡が置いてあります。

先日、みくら音楽工房のリビングで行う、ラクジー師匠の文章講座がありました。

文章講座に参加していたみくらの仲間のYちゃんのSさんはレッスンの準備をしている私のボーカルレッスン室を覗き込みました。
『鏡置いてあるんや!』と2人は驚きながら鏡を覗き込んでいました。
ボーカルのレッスンでは45分間、鏡を見ながら行います。
初めてレッスンを受ける生徒さんは鏡で自分を見ながらレッスンをすることに少し抵抗を感じます。

女性だとお化粧をする時に鏡をみますが、じっと45分間歌う自分を観るということは日常ではあまり無いようです。
姿勢や口腔のサイズや形などを自分でチェックしてもらいます。
歌うことは自分と向き合うことでもあります。
見たくない自分が映る日もあります。
晴れ晴れとした気持ちで自分を観る日もあります。
いろんな自分がそこに現れます。
自分の知らなかった自分に出会えた時、

『あー!』と声が出ます。
ラクジー師匠の夢分析では良くあることです。
自分と対話をして向き合うことに慣れて来た時、自分のことが許せたり、少し好きになれたり、笑えてきたりします。
わかっているようで以外と知らない自分のこと。
鏡よ鏡よ。

私はこれからどんな歌を歌えるようになるの?

と問いかけてみるのはいかがでしょうか。

石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房

ボーカル科講師

大場佳恵

2016-12-13 | Posted in 大場佳恵のブログ