大場佳恵のブログ

桜が散るころに

4月の初旬に父からもらった桜の短冊をみくら音楽工房の掛軸エリアにかけました。

生徒さんは
『あー、桜の掛軸に変わりましたねー!』と春を一緒に楽しんでいました。

先日の地主直之先生のギター伴奏だけで歌う会【第3回地主会】にご参加頂いたみなさま、お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

今年は昨年よりもさらに、実りのある地主会となりました。

昨年の地主会でも歌いきったことで、その生徒さんにとっての通過儀礼となった方がたくさんいらっしゃいました。

そして今年は更に多くの生徒さんにとっての通過儀礼となりました。

人前で歌うという行為はどんなことを意味するのか。

表現するとはどういうことなのか。

コミュニケーションとは一体何を意味するのか。

多様性とは何か。

歌詞、言葉の持つ力とは。

あの場にいらしたみなさんがそれぞれに考えるきっかけになって頂ければ幸いです。

それにしても、ギター科の地主先生の伴奏はまたまたお見事でした。

生徒さん一人一人の音量、リズム、ダイナミクス、表現、ボーカルテクニックを考慮して全曲を演奏してくれました。

私はリハーサル日の段階でいちいち、落ち込んでいました。

『はぁー、またやわ。私のレッスンでのピアノ演奏で歌うより、地主先生のギター伴奏の方が断然生徒さんの歌が良くなっている、、、。』

リハーサルの休憩中にうなだれている私を見て、ラクジーは
言いました。

『そりゃー、あんたのピアノ伴奏と地主さんのギターじゃ質が違う、全てが違うわいね。地主さんのギター伴奏はなかなかの上質なモノだわ』

わかっちゃいるけど、、、。
ラクジーと地主先生が換気扇の下で吐いている煙草の煙だけがゆらゆらと私を慰めてくれています。

生徒さんにこの事を話すと、
『先生のピアノで歌っていても楽しいですよ!』

おほほー、励ましのお言葉ありがとう。
精進します。

急遽、私もピアノ伴奏で加わる曲がありました。

地主先生は私のピアノにも気を配ってギターを弾いてくれていました。

地主先生は優しい人なんだなぁーと今さらながら思いました。
その人柄がギターの音から湧き出ています。

歌も同じです。
歌い手の生き方が声となり立ち現れます。
それはもう、隠せません。

楽し過ぎる地主会でした。

また来年に向けて作戦を立て始めました。
考えているだけでもワクワクします。

遅めに咲く桜が散るころに地主会が終わり、秋のみくらライブの準備が始まります!!

みなさま、ありがとうございました!

石川県金沢市にあるギターとドラムとボーカルの音楽教室

みくら音楽工房
ボーカル科講師

大場佳恵

2019-04-27 | Posted in 大場佳恵のブログ