大場佳恵のブログ
へうげもの
卑怯者。と、漢字で書くと怖くてイカツイ感じがしたので、ひらがなで書いてみました。
卑劣の卑に、
怯えるの怯かぁ。
なるほどなぁ。
漢字は本当に奥が深いです。
漢字博士の白川静さんの本を読みたくなってきました。
漢字にものすごく興味があった私は小学生の頃、夏休みの自由研究で漢字について研究をしました。
形とイメージと意味と音が絶妙なハーモニーを作りだしている漢字はステキです。
さらに日本人の大発明は、
ひらがなとカタカナを作ったことです。
これによってさらに微妙なニュアンスを表現できるようになりました。
さて、ひきょうものの話。
昔、ラクジー師匠は夢分析で私に言いました。
私が仕事のトラブルを相談した時でした。
『あんたそれ、卑怯やわ。なんで後からそんなこと言うんや?おかしいと思ったんなら、なんで本人にその時に直接言わんのや?』
私
『あー!!』
ラクジーは宝石店社長時代には世界中の取引先と交渉をしてきました。
父性社会の欧米では後出しジャンケンは通用しません。
私は
『でも、その時なんかおかしいと思ってもそれをラクジーみたいにとっさに言葉にできんのやわ。どうしたらいいんや?』
ラクジー
『気がついた時になるべく早く言うことやね。こうやって今、夢分析の時に意識したから大丈夫や。やってみ!練習すれば誰でもできるようになる。今すぐできるようになるなんて、子供じみたことは考えんことやね』
ラクジーは娘さんのNちゃんにもそうやって教えてきたそうです。
勉強しろ!とは一言も言わなかったそうです。
学校でこういうこと、教えて欲しかったなぁ。
それからもう1つ。
と、ラクジーは付け加えました。
『あんたが、そこで言えなかった時、大抵後からグチャグチャ文句を言って、その後に落ち込むやろ?それなんでやと思う?
その場でおかしい!とキッパリと言えなかった自分に対して腹が立つんやわ』
私
『おー!!!頭良いじぃー!』
ラクジー
『・・・。』
キッパリと言えるようになった私の歌には力が出てきました。
やはり、表現力の源は生き方にあるようです。
写真は決して、ひきょうなことはしない、ひょうきんもの(へうげもの)のラクジーでした。
石川県金沢市にあるドラムとボーカルの音楽教室
みくら音楽工房
ボーカル科講師・大場佳恵